2020年12月1日
2020年12月度の多摩市議会本会議に向け、私は次の一般質問を行います。
- 1.多摩市の会計制度について
- 2.多摩市におけるギガスクール構想について
質問内容
1.多摩市の会計制度について
総務大臣の通知(平成27年1月23日付)により平成29年度までに全ての地方公共団体において統一的な基準による財務書類を作成し予算編成等に活用されるよう要請されました。
多摩市においては平成28年度決算からこの統一的な基準に基づく財務書類を作成し公表してきました。この財務書類は貸借対照表・行政コスト計算書・純資産変動計算書・資金収支計算書、4表で作成し構成されます。
これにより公共施設等のマネージメントに活用可能となりこの統一的な基準による財務書類等によって自治体同士の比較分析ができるようになります。
多摩市では令和3年、2021年度は市政施行50周年そして第5次多摩市総合計画第3基本計画の折り返し地点となります。
そして今年は誰もが予測していなかった新型コロナウイルスが世界に拡散し長いトンネルの出口の見えないなか多摩市の財政の見通し等と新しい公会計制度によって様々な角度から財政分析や20年50年先の長期的な視点による財政上の全体のバランスや限りある財源においての優先順位が見えてくると思いますので、以下質問いたします。
- ① 財務書類を作成することによって行財政運営の改善は何ができ、また、できないものは何かを伺います。
- ② 固定資産台帳について、固定資産には改良補修工事等を行ってきましたが、庁舎等で具体的な説明を伺います。
- ③ 健全化判断比率の将来負担比率がマイナスの時でも先送りしてきたものが新しい公開制度でわかるのかどうかを伺います。
- ④ 多治見市、国立市の「健全な財政運営に関する条例」について市の見解を伺います。
- ⑤ 特定目的基金を含めた実質単年度収支と法人市民税収の昭和63年から現在までどのような変化があったかを伺います。
2.多摩市におけるギガスクール構想について
①多摩市はギガスクール構想によって、今後一人一台のタブレットを導入
し、その活用を図る必要がありますが、どのようにそれを実現していこうと考えているのか、ハードとソフトの両面からワークやドリル等の繰返し
以外の具体的な活用について伺います。
②日本でもSTEAM教育が大切と言われている中で、単なる知識だけでなく、
創造力や問題解決力などを高めるために、多摩市としてプログラミング教
育の成果と課題やまた、どのようにICTを活用して授業や学校を変えてい
こうと考えているのか具体的に2050年の未来像を伺います。
③各学校で研修などが進んでいると思いますが、登校できない生徒や入院し
ている生徒にどのように授業や学校行事を提供していこうと考えているの
か、また、第3波以降の新型コロナウイルスやインフルエンザの感染拡大
に備えて全小中学校で双方向性の授業がすぐにでもできる状態なのか確認
しておきたいので伺います。
④ギガスクール構想は、教員の働き方改革を進める側面もあり、押印の省略
等がありますが、一人一台環境になった場合どのように学校の業務軽減に
貢献でき、教員の過重労働を克服するためにはどのような手立てを考えて
いるのか伺います。
資料要求
①実質単年度収支と法人市民税収のデーター(昭和63~現在まで)