2022年2月24日
2022年3月度の多摩市議会本会議に向け、私は次の一般質問を行います。

  • 1.多摩市役所本庁舎建替について
  • 2.CO2削減と行政財産の貸付けについて
  • 3.コロナ禍のゴミや食品ロスを減らす多摩市の努力について


質問内容


1.多摩市役所本庁舎建替について

2022年がスタートしています。新型コロナ感染症がこの2年間世界を揺るがしてきました。
新たな変異株の出現や海外の状況からなどみてもいまだ終息しているとは言い難いと思います。コロナ禍以前からすでに日本は人口減少、気候変動、デジタル化など大きな変化のさなかにあり、多摩市など自治体や地域は、多種多様な課題と向き合ってきています。
コロナにより、こうした課題をより加速させた面もあり、これまでの感染症対策の問題点など検証しながら、以前のような生活に戻れるのか、今後はどう予測しながら市民の幸福と地域の持続可能性を求めて街づくりを進めていかなければならないのか、市庁舎というこれからの多摩市を象徴する建物をつくり、広く愛されるものにしていかなければならないと思います。
多摩市役所建替基本構想では、将来を見据えて今後の市民サービスのあり方などを踏まえて本庁舎に求められる機能を検討し、新庁舎の基本理念・基本方針、想定規模や建替え場所のあり方、建設スケジュール、事業費、財源及び事業手法など事業全体の大枠の方針を示すものです。基本構想の検討をもとに建替えの位置を定め、基本計画で設計等の設定条件などを具体化していきます、と令和3年12月17日に開催された第1回多摩市役所本庁舎建替基本構想策定有識者懇談会では説明されています。
限りある財源から未来の多摩市を支える多摩市らしいNEW市庁舎を市民の皆様と行政、そして事業者とともに実現するために、以下質問いたします。

(1) 第1回有識者懇談会の資料5に、本庁舎を取り巻く状況の変化のひとつとして「気候変動による広域かつ甚大な被害」が記載されています。
多摩市はCO2排出実質ゼロをめざす、気候非常事態宣言も行いましたが、温暖化対策の専門家の有識者が委員にいない理由を伺います。

(2) 地球温暖化対策はいつ、どこで、誰が対応するのか、図書館建設の経験が生かされる場はあるのか、伺います。

(3) 第1回有識者懇談会で示された市民アンケート(案)の質問Ⅱで、利用状況についてお聞きしていますが、コロナ禍に訪れた回数を聞く理由を伺います。

(4) 新たに建設する庁舎は、今後相当の長期にわたり使用することになるため、人口や政策などによる職員数の変動が考えられますが、新庁舎の国土交通省新営一般庁舎面積算定基準に基づく算定などについて伺います。

2.CO2削減と行政財産の貸付けについて

(1) 屋根貸しによる太陽光発電設備設置状況について伺います。

(2) 現在の屋根貸しによる収入と太陽光発電の発電量と発電の利用先を伺います。

(3) 平成27年度に監査委員から指摘された長期かつ安定的に貸し付けるものについては、歳入確保の観点から財産の有効活用として早急に整理することが必要であると指摘されていますが、その後どのようになっているのか伺います。

3.コロナ禍のゴミや食品ロスを減らす多摩市の努力について

(1) コロナ禍で宅配やテイクアウトが増える中で、多摩市においてSDGsや二酸化炭素の排出抑制の観点からもさまざまな点でゴミの分別や削減、食品ロスを考える必要がありますが、多摩市が現在行っている取組みと具体的な成果について伺います。

(2) 就学前の教育・保育を行う総合施設や学校などで、コロナによる閉鎖や欠席の増加などで食べられるものを廃棄せざるを得ない現状が少なくないと思います。それらはどのぐらいの量で、そうした食べ物を少しでも有効に子ども食堂や自宅療養者などに配布するなどの取り組みをするとすれば、どの部署がどのようなやり方で担当できるのか、実施するには課題もあり、縦割りではできないと思いますが、阿部市長か先頭となり、市役所を挙げて環境問題や気候変動の抑制に積極的に取り組む上で、市の考え方を伺います。


資料要求

①屋根貸しによる太陽光発電の発電量と売電量
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